
個人差がある
赤ちゃんの言葉の発達は、個人差があります。生まれ持った格や子どもの興味関心、性別、兄弟の有無、生活環境など、さまざまな要素が影響するためです。同じ月齢の赤ちゃんが単語を話しはじめても、まだ言葉が出てこないケースも多々あります。
よく「女の子は言葉が早い」と言われます。これは、言語の能力をつかさどる脳の発達が、女の子の方が早いことが要因です。

一般的には3カ月頃から
一般的には、月齢3カ月頃から口や舌の機能の発達に伴い、「あー」「ブー」などの、喃語(なんご)と呼ばれる意味のない言葉を話しはじめます。喃語の内容は月齢に伴い変化し、生後6カ月くらいの時期には、「マンマン」「ダアダア」など、2つ以上の音が連続した言葉が出はじめます。この時期には喃語と同時に、指さしなどの身ぶりによって気持ちを表現するのも特徴です。

単語は1歳ぐらいから
早い子は歳前後で単語が出はじめますが、あごの発達が未発達なので、多くの子はまだまだ喃語が中心です。ただし、言葉は話せなくても、大人の話す「おいで」「ちょうだい」などの簡単な言葉は理解できます。もし1歳で言葉が出ていないとしても、
- 保護者の話かけに反応する
- バイバイ、こんにちはなどを身ぶりで表現する
- 音がした方に反応する
などの反応があれば、発達には問題がないとされています。